喪服に合わせる帯と小物

法事用の帯は略式

喪服は「黒喪服に黒喪帯」がもっとも正式な装いになります。次に「黒喪服に色喪帯」「色喪服に色喪帯」は、弔問客や遺族の法事の装いになります。

色喪服に用いられる色は、紫やグレー、青磁色といった地味な色になります。光沢のない縮緬地で地紋のないものが一般的になります。

色喪帯には弔事用のものと、慶弔兼用でできるものがあります。梵字や般若心経などが描かれたものは弔事用にしか用いません。古典文様のひとつである名物裂文様の帯などは兼用でできるものがあります。

喪の帯と小物

黒喪服の小物は、半衿、長襦袢、肌着、足袋以外は、主に黒を用います。基本的には見える部分に黒を使うと考えるといいです。着付けに使う紐は、いつもと同じものでかまいません。

法事などで略式の喪服にする場合は、地味な色を選びます。いずれにしても光沢感があってはいけません。

◆帯
正装には黒喪帯を必ず締めます。色喪服と略式で着る場合の黒喪服には、色喪帯を合わせます。

袋帯で二重太鼓にしても名古屋帯で一重太鼓にしても、どちらでもかまいません。黒地でも光沢があるものや吉祥文様などおめでたい柄や地紋があるものは喪用になりません。

◆帯締め・帯揚げ
黒喪帯には、黒または白の帯締めと帯揚げにします。色喪帯であれば、黒や白のほか、グレーや藍などシックな色のものを選びます。

帯揚げは光沢を避け、縮緬地の一色染めの黒か白、または地味な色を合わせます。

◆草履・バック
バック、草履は光沢のないものを選びます。ともに布製が正式ですが、今は光沢がなければ革製でもよいでしょう。洋装バックは小ぶりで光沢がないものは使えます。

バックの留め具などはシルバーのものを選び、金や色のついたものは適していません。草履も前壺に黒や白以外の色がついているものはNGになります。