西陣織

西陣織

西陣織

千年以上の歴史をもつ伝統の意匠美

今の京都市の北西部に西陣織のふるさとがあります。京都に、西陣という地名はありません。平安時代以前から京では、織物が本格的におこなわれていました。織部司がこの地に織手を集めて、技術の高い織物を織りだしたのが始まりといわれています。中国から伝わってきた技法を取り入れながら、綾織や錦織、唐織といった高級な織物を織られていました。この織物は、衣装だけでなく寺院の装飾用としても使われていました。

室町時代になりますと、応仁の乱が起こりました。その戦のせいで京都の町は、火に包まれて織物どころではない状態でした。戦が終わり平和が訪れますと職人たちは京都にまた戻ってきました。そして、織物を再開しましたが、再開した場所が、応仁の乱の西軍の陣の跡地ということから、西陣という名前がつきました。そこで織られる織物が西陣織と呼ばれるきっかけとなりました。

模様をデザインして、経糸と緯糸の組み合わせを決めていきます。

西陣では、帯や着物はもちろん、能衣装や草履、バックの生地、法衣、表具、ネクタイといった様々な織物が作られています。いずれも、糸を染めてから模様を織りだしていきますが、工程のほとんどが分業化されています。工程としては、企画・製紋、原料の準備、機の準備、織り、仕上げとなります。

企画・製紋ですが、織物のデザインを考えて、何色の糸を使いそれを組み合わせてどのような模様にするかを決めていきます。織物は、布に模様を描いていく染物とは違い、経糸と緯糸の組み合わせ方で模様を表現していきます。こうして作られる織物を紋織物と呼んでいます。

織物の設計図は紋意匠図と呼ばれています。方眼紙に図案の模様を拡大して描いていきます。その際に、方眼紙のマス目ごとに経糸で表す部分と緯糸で表す部分とを塗り分けていきます。絵心と織りの知識がないとできない仕事です。

設計図をもとに織っていきますが、この設計図を機に伝えるために紋紙が必要になってきます。以前は、短冊形のボール紙が主流でしたが、今では紋紙フロッピーが使われています。そもそも、人の手によって彫られていた紋紙です。ひとつの図案に対して、短冊は900枚前後必要になってきます。織機にセットされた紋紙は、回転しながら1枚分ずつ織機と接触して、穴のあいたところにだけ織機の針が通り必要な経糸が引き上げられる仕組みになっています。

図案

西陣織にふさわしい模様のデザインを考えます。西陣織の帯は袋帯が主流になります。図案を描くには、文学や歴史といった様々な知識が必要になってきます。

紋意匠図(もんいしょうず)

経糸と緯糸の組み合わせを考えます。マス目のひとつひとつを色で塗っていき、経糸と緯糸の指示をだしていきます。方眼紙のマス目は実際の織り目より200~300倍に拡大されます。

製紋

織機に経糸の上げ下げの指示を出すためのデータを作ります。紋意匠図をもとにピアノ式紋彫機を使って、33×4.5cmほどの紋紙に経糸の上げ下げを指令する穴をあけていきます。これを紋彫りといいます。今では、コンピュータ化が進んでおり、膨大な量の紋紙情報が1枚のフロッピーに収まるのは画期的なことです。

織物の糸を準備して指定された色に染めていきます。

西陣織は、上質な絹糸を使って作られます。そもそも京都でも昔は、絹糸を作っていました。今では、国内外の養蚕地から絹糸を仕入れて織り上げています。

絹糸は撚りをかける前の糸になります。緯糸や経糸、模様をだす縫い取り糸など用途によって撚り具合が違ってきます。糸を撚り必要な糸が揃うと、次は染めに入ります。機屋の注文通りに糸を染めていきます。例え同じ色だとしても微妙に異なってきますので、機屋と同じ照明にして色を合わせて糸を染めていきます。

原糸

国内外から上質の絹糸を仕入れて撚りをかけていきます。括箱という道具を使い糸をまとめていきます。

糸染

注文どおりに色を染め上げていきます。糸染には基本的に科学染料が使われます。染料の調合は、長年培った勘になります。染めが終わったあとの糸は、鮮やかでつやつやしています。これらの糸を織り上げることで美しい帯になります。

金箔や銀箔の材料を作っていきます。

西陣織の帯は優美であり、緯糸に金箔や銀箔を織り込んでいくのが特徴になります。和紙に接着剤の漆を塗って、極薄の金箔を貼り付けていきます。これを細かく糸状に裁断して、緯の材料として使います。

泊を糸状にして、緯の材料を作っていきます。和紙に漆をぬって、30分ほどしますと粘着力がでてきます。その漆の上に金箔をまんべんなく乗せていきます。それを綿花を使って押さえていきます。裁断機で細かくカットして、糸状にしていきます。

経糸の長さや本数を揃えていきます。

織物は経糸と緯糸を組み合わせることで織り上げることができますが、織り始めるまでにそれぞれの糸に下準備が必要になってきます。なかでも、織物の幅と長さに合わせて経糸をセットしなくてはなりません。西陣織の袋帯になりますと、1,000から6,000本以上の経糸が使われるといわれています。大きなドラムに糸を巻いて、さらに千切という胴に巻き取る作業になります。この経糸を準備することを整経と呼んでいます。

整経

織物の長さに合わせて経糸を準備します。経糸は、目はじき、あぜ筬、前筬などを通り、整経機の大きなドラムに巻かれていきます。次に千切という胴に巻き取られていきます。経糸を安定させるためにボール紙に挟みながら千切に巻いていきます。

経糸を装置に通します。

巻き取られた経糸を綜絖という装置に通します。経糸と緯糸が織られていくときに、経糸を引き上げていき、その間に緯糸を通します。織りによっては模様を表現する紋織の場合、経糸の上げ下げの指示がとても複雑になってきます。この綜絖とは、経糸の1本1本にその指示を伝える装置になります。

綜絖

経糸を上げ下げする仕組みを整えます。綜絖の作業は、目板刺しの後に、本付け、経糸通し、棒刀こしらえ、伏せ拾い、筬通しと続いていきます。綜絖は、経糸と緯糸が織られていくときに、経糸を引き上げて、緯糸を通す隙間を作るための装置になります。

紋織はジャガード機で織ります。

西陣で代表的な錦織や唐織は、ジャガード機を使い織っていきます。この織機は明治時代のころフランスから伝わりました。伝わるまで、空引機という織機を使い2人がかりで織っていましたが、このジャガード機は西陣にとってとても画期的なものでした。

ジャガード機を使わない綴れ織の織物は、綴れ機という専用の織機を使います。独特の爪かきを使って模様を表現していく手法は西陣織の中でも歴史があります。

織り

緯糸で模様を表現していく綴れ織になります。図案に合わせて糸の色を選び、緯糸の準備をします。同じ模様でも色によっては仕上がりに違いがでてきます。綴れ織の帯は、経糸より3~5倍もの密度の高い緯糸で緯糸を包み込むようにして織っていきます。そのため、織り上がったものには経糸は見えません。かわりに模様がはっきりと現れるのが特徴になります。

図案に合わせて緯糸を入れて、もっとも力の入る左右の中指と薬指の爪を使って模様の部分に織り込んでいきます。こうして織っていきますと、柄と地の間に隙間があいていきます。これを把釣孔といいます。

ジャカード機

高機のジャカード機を使うようになってからは、西陣織は量産できるようになりました。ジャカード機は空引機のかわりに紋紙を使って経糸の上げ下げを制御するシステムになります。その空引機ですが、平安時代から明治の初めまでは、空引機という高機を用いていました。2人がかりで織る機で、上に乗った人が綜絖の束を持ち上げて、下にいる人が緯糸を通して織りを勧めます。引き手と織り手が息を合わせるのがコツになります。

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