着付け当日に慌てないために着る前日までにしておくことを紹介します。
自分で着付けする場合
着物一式、小物類を全て確認します。
前日や当日になって着付けに足りないものに気づいたとして、買いに行く時間がないかもしれません。余裕のあるときに、着物と帯、小物一式が揃っているのか確認しておきましょう。忘れがちなのが、着付けに使う小物になります。余裕があれば、揃っていなくても準備できるので慌てることがありません。
躾糸を外しておきましょう。
おろしたての着物や洗い張りに出して戻ってきた着物には、躾糸がついています。着付けの最中やすでに着付けが終わった段階で躾糸に気づくと直す必要がでてきて、そのせいでせっかくの着付けが崩れることになります。着る前日に、たたみじわを取るためにハンガーに掛けるかと思いますので、その際に躾糸を外しておきましょう。
半衿は必ず前日までにつけておきましょう。
半衿をつけるのは、慣れていないうちは苦手という方も多いかと思います。とくに礼装の着物の場合、半衿つけのあらは目立ちます。当日の朝に慌ててつけるのではなく、丁寧に作業するためにも、余裕があるうちにつけておきましょう。
着慣れていない方にとって、着付け当日は、時間との戦いだと思います。前日に準備が終わっていれば当日は、着付けに集中でき気持ちにも時間にもゆとりを持つことができます。
着付けてもらう場合
届いたか、送り忘れがないか確認しましょう。
街の美容室などには、着物を当日に持ち込むかと思います。ですが、結婚式やパーティといった場合は、ホテルや会場にあるサロンに着物を送るかと思います。その際は、1週間くらい前を目安に送るか届けるのがほとんどです。
着物一式が届き次第、サロンでは必要なものが全て揃っているか中身を確認して、もし足りないものがあるようでしたら連絡が入ります。ですが、万が一ということもありますので、こちらからも問い合わせをしておくのが安心です。
当日の持ち物と時間の最終確認をしましょう。
事前に一式送ってある場合は、お店から指定がない限り、当日持ち込むものは特にないはずです。ただ、レンタルの場合は、肌着や足袋を用意して持参する必要があります。いざ着付けをしてもらう場合に、足りないものがあると代用となるものを購入したり、新たにレンタルしなければいけません。そうなりますと費用が上乗せになってしまいます。
また、ほとんどの場合、式典や結婚式の開始時間に合わせて、着付けの仕上がり時間を設定しています。ですので、ぎりぎりではなく、遅くとも10分前には到着するようにしましょう。
自分で半衿をつける場合は、前日までにつけておきましょう。
サロンにもよりますが、半衿つけは着付けとは別料金になる場合があります。半衿のつけ方は、本やネットにて紹介していますので、ご自分で挑戦してみるのもいいかもしれません。
半衿をつけた長襦袢は、事前にサロンに送るか、当日持ち込みます。いずれにしても、当日の朝にやろうという考えはやめましょう。必ず時間に余裕があるときにつけるようにしましょう。事前準備を万全にして、ゆとりのある気持ちで当日を迎えましょう。